西洋医学で治療することに前向きになれなかった理由
今日は、子宮腺筋症と診断されました - ムックの呟きに書いた内容と少し重複してしまいますが、子宮腺筋症と診断された頃、西洋医学で治療することに前向きになれなかった理由について、もう少し詳しく書いてみようと思います。
まず前提として、体調不良についての元からの私の考えとして
・基本的に、西洋医学の治療は対症療法
・薬による対症療法は必要最低限にして、根本的に症状を改善したい
というものがあります。
なので子宮腺筋症についても、「可能なのであれば、西洋医学には頼りたくない。」という想いがありました。
実際に、子宮腺筋症の治療方法を西洋医学のサイトで確認したところ、そこに記載されているのは対症療法(彼らの考えでは、手術で子宮を摘出すること=根本治療、なのかもしれませんが)でした。
ちなみに、子宮腺筋症の診断をしてくれたお医者さんから伝えられた治療方針も、薬で生理を止めましょう、という対症療法でした(まぁそうですよね。それが現時点での子宮腺筋症の標準治療なのでしょうから)。
まぁそれでも、「今回は月経困難症で5日間仕事を休んだけれど、このまま症状がひどくなってしまったら(西洋医学のサイトには、月経を重ねるごとに症状が重くなるという記載がありました)仕事を続けることもできなくなるかもしれないし、だとしたら、対症療法であっても西洋医学に頼るしかないのだろうか・・・。」と考えていました。
でも、「本当にそれでいいのか?」と思った出来事があるので、そのことについて記載します。
(ごめんなさい。長い前置きになってしまいました・・・。)
私が強烈な月経困難症で病院に行った時は、
激痛のため眠れない、横になることも、普通に立って歩くこともできない。
もちろん食欲ゼロだし、食べたら余計に体調が悪くなる・・・。
という状態の最中でした。
食べれない上に過多月経、更に茶碗ほどの血の塊も出てきてしまい、おそらくヒドイ貧血でもあったと思われます。
そんな中、最寄り駅まで歩くこともできないのでタクシーで目的の病院(ネットで見つけた町医者です)へ行きました。
お医者さんは、優しい方でした。
「内診しましょうか?」と聞いてくれて、嫌だと言ったらエコーにしてくれました。
でもそれでも、普通に立って歩くこともままらなない状態については、何もしてくれなかった。
うん。それって当たり前だよね、でも。
例えば今後、薬物療法での治療を開始してからも、子宮の症状以外の体調不良が起こった時(私が提案された薬については副作用の話もよく聞くので、治療によって子宮以外の部分に不調が生じる可能性は普通にあるように思えた)、何にもしてくれないんじゃないかな、と感じました。
うん、それが今の日本の医療システムだよね。
医師の専門が細分化されていて、それぞれが、専門の部位に特化している。
だから、複数の部位に不調が現れた場合、患者の方が、それぞれの病院に出向いて診てもらう必要がある。
うん、当たり前のことだ。
ただ、この日本の医療システムが、身体の様々な箇所に不調が現れて、それぞれに対応した病院に行くうちに、気が付いたら毎日大量の薬を服用するお年寄りを生み出してるんじゃないかと感じました。
同じ西洋医学でも、イギリスでは「家庭医制度」というのがあるらしく、何かあったらまず家庭医(=日本風に言うなら「かかりつけ医」ですね)に診てもらって、家庭医の判断で専門医にかかるシステムらしいです。
ちょっと話が脇道にそれましたね。
まぁそんな感じで、やっとの思いで診察していただき(お医者さんは血液検査のため採血しようとましたが、血が採れなくて諦めてました)、翌日、MRI検査を受けるように言われました。
会計をすませて病院を出た後、貧血がヒドクて暫く座り込んでいました・・・。
やっと立ち上がって近くの薬局で処方箋を渡して鉄剤を待っている間も、薬局の椅子で休ませてもらいました(薬剤師さんに心配されました)。
そこから最寄り駅まで歩くのもしんどくて、何度か座り込んだりしながら休み休み、駅まで向かいました。
そして翌日も同じ感じで、タクシーと電車と徒歩(やっぱり、途中で座り込んだりしながら休み休み)でMRI検査をしてくれるところへ行って・・・。
正直、そんな状態でMRI検査をすることは少しキツかったです。
まぁそんな2日間でした。
そして翌日、ネットで見つけた井本整体の先生のところへ行きました。
行きはやっぱり、休み休みの徒歩+電車で(途中、渋谷での乗り換えがしんどかった・・・)。
基本、真っすぐな姿勢で立つことができなかった(腰が痛くて)。
そんな感じでやっとのことで到着し、楽な服に着替えて。
よっこらしょって感じでうつ伏せになって数十分後、、、普通に立って歩けるようになったんですよ!
これにはビックリしました。
で、そんなことがあったので、翌週、子宮腺筋症と診断されたことを伝えた時に言われた言葉。
「命にかかわる病気でないのだったら、2、3カ月整体を続けて様子を見てはどうか?」という言葉を、信用してみようと思ったのです。
今となっては、大正解だったと思っています。