風邪の効用(2)
引き続き読んでます。
内容も興味深いけれど、単純に読み物としても面白いです。
今コレを云ったら問題になるんじゃない?
今コレやったら問題になるでしょ??
ってコトが普通に書かれていて、この頃は長閑だったんだなー、と。
今は、体は滞在意識や空想の影響を受ける、というような内容の部分を読んでいる途中です。
昨日ブログに記事を投稿してから今までの間に読んだ箇所で特に印象に残ったのは2点。
1. できるだけ余計なことをしない
『いつも石鹸をつけて丁寧に洗濯していると、皮膚の排泄するはたらきをすっかり鈍らせ、弱らせてしまう。自分の体のはたらきで掃除ができないようになり、汚れやすくなる。同時に皮膚の呼吸作用も鈍ってくる。
(かなり省略)
つまりできるだけ人間のもっている体の自然の力で暮らしていく。そういう自然の力が亢まって体は強くなってくる。(中略)やはり人間が健康であるということは、自分自身の力によって健康であることだけがよいのであって、守ったり、庇ったり、支え棒を立てたりして、やっと無事に突立っている山田の案山子のようなものと一緒に考えるわけにはいかないと思うのです。』
2. 『気張りは体の自然を乱す
人間は痛い処を押えられた時、力を入れなければ痛くないのに、つい力を入れてしまうので余分に痛くなる。(後略)
よく病気と闘って治すとか、病気に逆らって生活するのだとか言っている人がありますが、そういう人ほど病気が重くなるのはそういうことのためです。』
この気張りのくだりの後、『空想は体に現れる』と続く訳ですが、空想のくだりはまだ読んでる途中です。読んでみて何か書き残したくなったら、風邪の効用(3)にでも書くことでしょう。
取り敢えず、現時点の感想としては、
「気張らず、治った自分をイメージしてゆるゆると対応していくことが肝要なのかなー。」
ということ。
プラセボ効果ってのもありますしね。