『国民投票法案についてのお願い』のその後(2)
『国民投票法案についてのお願い』のその後(1)の記事を書いた後にも、1通、返信をいただきましたので、ここで紹介しておきます(>_<)
民主党の衆議院議員、高井美穂さんからの返信です。
『メールをいただきましてありがとうございました。
高井も拝見させていただきました。
すでにご存知と思いますが、国民投票法案が与党の強行採決により
衆議院を通過しました。
慎重な審議を求める国民の声が無視され、十分な議論が行われない
まま採決・通過したことは残念です。
ご指摘のとおり、その法案には国民投票における最低投票率に関する
規定はありません。そのため、国民投票の投票率が低ければ、一部
の国民の意見だけが憲法に反映される可能性があります。
それでも法案に、最低投票率に関する規定がないのは、投票するテー
マごとに重要度が異なるからです。
憲法9条の改正なら多くの国民が興味を持つと思いますが、法律の専
門的な問題がテーマでは、国民の興味が低すぎて最低投票率を下回り、
国民投票が成立しない場合も考えられます。
そのため、最低投票率を定めるのではなく、テーマに意見を持つ国民、
つまり、実際に投票した国民の意見で賛否を決めるしくみになっている
わけです。
政府案には、依然として問題のある部分も多いため、民主党としては、
参議院で十分な審議を求めたいと考えています。
今後もご意見などございましたら、お気軽にご連絡下さい。
高井美穂事務所
Tel 088-693-3501
Fax 088-693-3502
東京事務所
東京都千代田区永田町2-2-1
Tel 03-3508-7234
Fax 03-3508-3234』
きちんとメールを読んだ上で返信した頂けたようで、嬉しく思いました^^
が、最低投票率を設定しない理由については、疑問を感じたので、私から高井さんへ、以下のような返信をメールしました。
『お忙しいところ、お返事いただきありがとうございます。
そして、最低投票率が設定されていない理由について、
解説していただき、ありがとうございます。
> ご指摘のとおり、その法案には国民投票における最低投票率に関する
> 規定はありません。そのため、国民投票の投票率が低ければ、一部
> の国民の意見だけが憲法に反映される可能性があります。
> それでも法案に、最低投票率に関する規定がないのは、投票するテー
> マごとに重要度が異なるからです。
>
> 憲法9条の改正なら多くの国民が興味を持つと思いますが、法律の専
> 門的な問題がテーマでは、国民の興味が低すぎて最低投票率を下回り、
> 国民投票が成立しない場合も考えられます。
> そのため、最低投票率を定めるのではなく、テーマに意見を持つ国民、
> つまり、実際に投票した国民の意見で賛否を決めるしくみになっている
> わけです。
最低投票率を定めない理由が、上のようなものなのだとしたら、
そうではない場合は定めない、とする必要があるのではないか
と感じました。
また、国民が興味を持たない法律の専門的な問題がテーマなのだとしたら、
敢えて国民投票をする必要があるのだろうか?
という点についても、疑問を感じました。』
上のメールに対する返信は、現時点では到着していません。