ムックの呟き

5日間会社を休むほどの月経困難症をキッカケに子宮腺筋症(子宮内膜症の一種)と診断されました。色々と考えた上で西洋医学による治療は行わず、漢方薬と養生で乗り切りましたー

プー横丁にたった家

A.A. ミルン, A.A. Milne, 石井 桃子
プー横丁にたった家

ムックが一番好きな童話です♪

この本の最後のシーンを読むと、泣いてしまうムックであります(^^ゞ

この本はクマのプーさんシリーズ2冊の完結編で、最後の章では、クリストファー・ロビンクマのプーさんのお別れのシーンが描かれるんです。

その、最後のシーンを以下に引用します。。。



 「プー、ぼくが------あのねえ------ぼくが、なにもしないでなんかいなくなっても、ときどき、きみ、ここへきてくれる?」

 「ぼくだけ?」

 「ああ。」

 「あなたも、ここへきますか?」

 「ああ、くるよ、ほんとに。プー、ぼく、くるって約束するよ。」

 「そんならいい。」と、プーはいいました。

 「プー、ぼくのことわすれないって、約束しておくれよ。ぼくが百になっても。」

 プーは、しばらくかんがえました。

 「そうすると、ぼく、いくつだろ?」

 「九十九。」

 プーはうなずきました。

 「ぼく、約束します。」と、プーはいいました。

 まだ、目は世界のほうを見ながら、クリストファー・ロビンは手をのばして、プーの前足をさぐりました。

 「プー。」と、クリストファー・ロビンは、いっしょうけんめい、いいました。「もしぼくが、------あの、もしぼくがちっとも------」ここでことばが切れて、クリストファー・ロビンは、またいいなおしました。「たとえ、どんなことがあっても、プー、きみはわかってくれるね?」

 「わかるって、なにを?」

 「ああ、なんでもないんだ。」

 そういうと、クリストファー・ロビンは、笑って、はね起きました。

 「さァ、いこう。」

 「どこへ?」

 「どこでもいいよ。」と、クリストファー・ロビンはいいました。

 そこで、ふたりは出かけました。ふたりのいったさきがどこであろうと、またその途中にどんなことがおころうと、あの森の魔法の場所には、ひとりの少年とその子のクマが、いつもあそんでいることでしょう。