ムックの呟き

5日間会社を休むほどの月経困難症をキッカケに子宮腺筋症(子宮内膜症の一種)と診断されました。色々と考えた上で西洋医学による治療は行わず、漢方薬と養生で乗り切りましたー

新型インフルエンザワクチンが問いかけるもの

ちょっと前に、新型インフルエンザのワクチンに関するニュースを見ました。

新型(豚)インフルエンザのワクチンを、鶏の有精卵から作ることができることが分かった。

しかし、鶏の有精卵は不足しており、コストも高くついてしまうため、ワクチンの製造は困難である。

というニュースでした。

私は、このニュースを見て、この事実は、現代社会に生きる私たちに、重要な警鐘を鳴らしているように感じました。

なぜ、鶏の有精卵が少ないのか?

なぜ、有精卵が高価なのか?

雄と雌の鶏を普通に飼育すれば、通常、雌鶏が産む卵は有精卵である筈です。

卵は、スーパーにたくさん売っているのに。

私たちは、よく卵を食べているのに。

それなのに、有精卵が少ない、そして高価である。

ということは、私たちが普段見かける卵、普段食べている卵は、その殆どが、無性卵ということです。

つまり、雌鶏たちは、不自然な状態で飼育され、ただ卵を産むためだけに生かされ、その卵製造機と化した雌鶏の卵を、普段の私たちは食べているということです。

ギュウギュウ詰めにされて、一生、外の世界を見ることもできず、殆ど動くこともできない状態で生かされている雌鶏たち。

そして、その卵を食す私たち。

皆さんも、いま一度、自分が普段食べている命について、考えてみてはいかがでしょうか?

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