村野瀬玲奈さんのコメントより~現実に合わせて改憲する?~
アトラスさんの日記より~改憲した後のことも考えよう!~にいただいた、村野瀬玲奈さんのコメントを、「多くの方に読んでいただきたい!!」と思いましたので、ここに引用させていただきます♪
『「現実に合わせて改憲する」という言い分にしたがうなら、
「収賄がなくならないという現実に合わせて法律を『改正』し、
収賄禁止の基準をゆるめて、その新しい基準で収賄に歯止めをかける」
という言い分が成立してしまいますよね。
(「収賄」のところに別の犯罪名を入れてこの文を読み直してみてください。)
「改憲問題」(愛敬浩二著、ちくま新書594)にも書いてあった言葉を引用します。
「ひたすら現実を追認する者は、『現実主義』という『思想』を持っているのではなく、そもそも『思想』なるものを持っていない。」(196ページ)』
改憲派の方の憲法を改正した方が良いとする理由としてしばしば挙げられる「現実に合わせて改憲する」という主張ですが、
そもそも、日本国憲法は「国家」を縛るための法律で、国家は憲法を守る義務があるんです。
つまり、日本政府や公務員は、日本国憲法を守る義務があります。
(国民は、日本国憲法を守る義務がありません。国民が守らなければならないのは、法律です。)
そして、日本国憲法は、日本の最高法規です。
日本政府が守らなければいけない日本国憲法を守らず、9条と乖離してしまった自衛隊。
「だから、憲法の方を改正しよう。」なんて、そんな主張、おかしいですよね。
そもそも、そんな自衛隊にしたのは、日本政府なんだから!