六ヶ所村再処理工場について、青森県知事にメールを送信
3月31日から、日本原燃(株)の六ヶ所村再処理工場でアクティブ試験が開始されています。
再処理工場では、1日で、原発1年分の放射能を大気や海に放出するそうです。
六ヶ所村再処理工場の稼動により、青森県産の農産物から放射線が出ることを、青森県は認めています。
http://www.jca.apc.org/mihama/reprocess/aomori_mail/aomori_leaf.pdf
原子力発電所が発電に使用した水を海に放出する際は、放射性物質の放出量についての規制があるそうですが、再処理工場の場合は規制がないそうで、放射性物質の混じった廃液が、海に棄てられるらしい!
http://www.jca.apc.org/mihama/pamphlet/leaf_sanriku.pdf
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の再処理工場には、再処理工場のメリットとデメリットについて、以下のような記述が掲載されています。
『■メリット
・資源を有効活用できる。
利用可能な資源である使用済核燃料を有効に利用できる。
■デメリット
・コストがかかる。
使用済核燃料をそのまま埋設処分するワンス・スルー方式に比べると
再処理にかかる費用分が余計に必要となる。
・原子力発電所に比べ、はるかに多い量の放射線を出す。
深層防護の奥にある原子炉とは異なり、再処理工場では裸の核物質を広範囲に扱うため、
厳重な放射線管理が必要となる。
また再処理にともなって高レベル放射性廃液が出るため、
これらの処分に特別な処置が必要になる。
高レベル放射性廃液は固体に固化後、溶けたガラスと混ぜ合わせて固定化し、
ガラス固化体として管理する。
固化体は、内部の放射性物質の崩壊によって常時約280℃を越える温度を持つため、
一時保管場所で30~50年くらい中間貯蔵し、
反応が進んで温度が下がるのを待ってから最終処分される。
日本における最終処分施設の建設は未定である。
・国際世論の変化
再処理工場を持つという事は、
国際世論から核兵器開発疑惑を受けつづけることになる。
IAEAの保障措置を受けていても、
諸外国のマスメディアなどからは
核兵器保有の可能性が高い国のトップとして日本はマークされている。
■もしも事故が起きて、工場の1パーセントの放射能が漏れた場合
・全員非難しなければならない地域
→青森県ほぼ全域と北海道の一部
・乳幼児と妊婦は避難しなければならない地域
→東北地方のほぼ全域と北海道の半分以上
・一般人の許容量の限界まで放射能が来る範囲
→首都圏全域、名古屋、福井のあたり迄』
こんな風にして、わたし達は少しずつ被曝していくのか?
怖い。怖いよ。
悪夢のような、現実の話。
この記事を読んで、「どうにかならないの?」と思った方へ。
http://www.greenpeace.or.jp/cyberaction/rokkasho/から、青森県知事宛にメールを送信することができます。
ある少女のスピーチで紹介した1992年環境サミットでの、とある少女のスピーチから、少し引用します。。。
『オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、
あなたは知らないでしょう。
どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。』
どうやって直すのか分からないもの(環境・健康・命・日本の信用などなど)を壊さないために。
自分にできることを、やっていきたい。