ムックの呟き

5日間会社を休むほどの月経困難症をキッカケに子宮腺筋症(子宮内膜症の一種)と診断されました。色々と考えた上で西洋医学による治療は行わず、漢方薬と養生で乗り切りましたー

憲法改正の根拠?

憲法改正の根拠として、たまに見かける意見として、 ・文章が翻訳調だ ・日本国憲法アメリ押し付け憲法だから、内容が変わらないとしても自主的に作り直すべき というものがあります。 TVで自民党の政治家さんもそんなこと言ってたのを記憶してます。 で、今回は、この点について書いてみたいと思います。 まず、「文章が翻訳調」という意見。 この点については、ひとりひとりがどう感じるか、という問題なので、議論しても仕方がないと思います。 なので、「わたしはどう感じるか」を書きます。 日本国憲法前文を初めてきちんと読んだとき、わたしは、翻訳調というのは全く気にならなくて、それよりも、内容の素晴らしさに感動してしまいました(>_<) もしかしたら、子供の頃から外国の物語や小説(もちろん、日本語に訳されたモノ)を読むのが好きだったり、今も仕事の都合で、MicrosoftCiscoRFCなどの技術文書(英語が苦手なので、なるべく日本語に翻訳されたモノ)をほぼ毎日読んでいるせいかもしれません。。。 次に、「日本国憲法アメリカの押し付け憲法だから、内容が変わらないとしても自主的に作り直すべき」という意見について。 わたしは、どのような過程でできたとしても、結果として素晴らしい内容なのだとしたら、作り直す必要はないと考えます。 <2007/3/18追記> 念のため書いておくと、私は日本国憲法アメリカの押し付けた憲法とも思っていません。 この点については、
から引用しますね。 『ある意味で憲法とは、常に「押しつけられるもの」だということもできるでしょう。少なくとも近代憲法は、国民から権力者に向かって「押しつけられるもの」なのです。国家権力に歯止めをかけることが目的なのですから、権力側の人間が「押しつけ憲法」と感じるのは、ごく当たり前のことです。日本国憲法の場合は、時の権力者に憲法を押しつけるにあたって、国民を手助けしてくれたのがマッカーサー草案だった、と考えればいいのではないでしょうか。その憲法によって、私たちの人権が守られているのですから、国民の側がそれを「押しつけられたもの」と考える必要は、まったくありません。  それに、百歩譲って現行憲法が連合軍に押しつけられたものだったとしても、それを根拠に改憲する必要性があるかというと、これはまた別の問題です。内容に問題がなく、国民にとって役立っているなら、制定過程に問題があろうがなかろうが改正する必要はない。  憲法というのは、どこの国でも多かれ少なかれ制定過程に問題を抱えています。たとえばイギリスの権利章典(イギリスには成文憲法がありませんが、憲法の一部を構成するといっていいでしょう)が1689年に制定されたとき、ロンドン市内はオランダ軍によって占拠されていました。そういう圧力のある状況で制定されたのが、権利章典です。1875年にフランスで制定された第三共和制の憲法も、普仏戦争の敗戦によって誕生しました。(中略)  しかし、制定過程に問題があったからといって、「無効だから改正しよう」という声が上がることはありません。少なくとも、近代的な立憲主義に基づく憲法を持つ先進国のなかで、それが改憲を求める根拠になっているのは日本だけです。』 ■関連記事 戦場のピアニスト シルミド(SILMIDO)を観た 高校生からわかる 日本国憲法の論点(1) 日本国憲法(前文) 高校生からわかる 日本国憲法の論点(2) 日本国憲法(第二章 戦争の放棄) 日本国憲法(第三章 国民の権利及び義務) マガジン9条(1) 憲法改正について 憲法を改正していないのは日本だけ? マガジン9条(2) 9条守ろう!ブロガーズ・リンク 「群れ」と愛国心 軍隊は何を守るのか? 愛する人をどう守る? 自衛隊は軍隊か? 日本国憲法(第十一章 最高法規) 素朴な疑問 人の命が駒になるとき 戦争で解決できるのか? 靖国参拝と日本の防衛 9条を守る理由 人の心を狂わせる 今週のマガジン9条(1) 今週のマガジン9条(2) 周辺の国々との緊張を軽減するために何ができるか?(1) 周辺の国々との緊張を軽減するために何ができるか?(2) 九条実現! 誰のための改憲か? 日本国憲法2.0開発部 今週のマガジン9条(3) マガジン9条国民投票の結果発表! 一宇宙人として 一言物申す! 「正しい戦争」は本当にあるのか(1) 「正しい戦争」は本当にあるのか(2) 「正しい戦争」は本当にあるのか(3) 「正しい戦争」は本当にあるのか(4) 「正しい戦争」は本当にあるのか(5) 「正しい戦争」は本当にあるのか(6) 護憲は現実的だ!(1) 護憲は現実的だ!(2) 憲法9条改正、賛成ですか? 反対ですか? 憲法改正限界説について いまどきの「常識」 イノセント・ボイス~12歳の戦場~ Sorry Everybody 遠い太鼓 メッセージ ある少女のスピーチ 今週のマガジン9条、そして質問。。。 みんなでおしゃべり(^.^) 広い視野とたくさんの視点 今週のマガジン9条(4) ブログの記事から 野ばら 今週のマガジン9条(5) NoMDチームに参加! 今週のマガジン9条(6) 九条の会@mixi アトラスさんの日記より~改憲した後のことも考えよう!~ 独り言、そして憤り 村野瀬玲奈さんのコメントより~現実に合わせて改憲する?~ 自衛隊についての私の意見 武力で守れば絶対に安全? 軍隊があれば解決する? 今週のマガジン9条、ほか 今週のマガジン9条(7) 日本という国 客観的な視点の必要性 憲法なんて知らないよ 活憲 「愛国心」再び 教育基本法案、反対!! 愛国心を教育することについて 7つの社会的な罪(マハトマ・ガンジー) 憲法九条を世界遺産に ヒバクシャ ドキュメンタリー映画の現場から(1) ヒバクシャ ドキュメンタリー映画の現場から(2) ヒバクシャ ドキュメンタリー映画の現場から(3) 原発がどんなものか知ってほしい 石原氏の絶対得票率と国民投票法案 国民投票法案についてのお願い 2008年度用高等学校教科書検定結果についての見解 最後まで諦めない Campaign for Nuclear Disarmament 『国民投票法案についてのお願い』のその後(1) 『国民投票法案についてのお願い』のその後(2) 井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法 日本がもし100人の村だったら(憲法改正編) 鎌仲ひとみさん 私たちは現日本政府の体制変革(レジームチェンジ)に反対します どうなる? 国民投票法案 本日、国民投票法案の委員会採決が実施されます~環境保護の為にも世界平和を! そのために、今できることを少しでも~ 「日本国憲法の改正手続に関する法律」成立 軍隊を保持しない国 ドイツは過去とどう向き合ってきたか(1) ドイツは過去とどう向き合ってきたか(2) 最近読んだお奨め本~『南京難民区の百日』~ 参院選の結果を見て感じていること