原発がどんなものか知ってほしい
20年間、原子力発電所の現場で働いていた平井憲夫さんの声。
できることならば、全ての方に読んで欲しいと思いました。
なぜかというと、原発は、全ての方に、関係のある問題だから。。。
特に印象に残った部分を、以下に転載します。
『プルトニウムを使う原発、高速増殖炉も、アメリカはもちろんイギリスもドイツも止めました。ドイツは出来上がったのを止めて、リゾートパークにしてしまいました。世界の国がプルトニウムで発電するのは不可能だと分かって止めたんです。』
『どうして日本が止めないかというと、日本にはいったん決めたことを途中で止める勇気がないからで、この国が途中で止める勇気がないというのは非常に怖いです。みなさんもそんな例は山ほどご存じでしょう。』
『中学生の女の子が、手を挙げて、「お聞きしていいですか。今、廃棄物を五〇年、三百年監視するといいましたが、今の大人がするんですか? そうじゃないでしょう。次の私たちの世代、また、その次の世代がするんじゃないんですか。だけど、私たちはいやだ」と叫ぶように言いました。』
『今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いないんですよ。』
原発がどんなものか知ってほしい
<4月17日追記>
「原発がどんなものか知ってほしいの内容には、間違いがある」という見解もあるようです。
※詳細は、コメント欄をご参考ください。
私は、平井氏、およびコメントをくださったレイニー氏と同じ環境で働いていた訳ではありませんから、平井氏は「A」、レイニー氏が「B」と主張する原発での運用について、「どちらが正しい」と判断することはできません。
私は、平井氏の話を、「原発で働いていた一人の人の意見」と認識しています。
そして、平井氏の『今は電気を作っているように見えても、何万年も管理しなければならない核のゴミに、膨大な電気や石油がいるのです。それは、今作っている以上のエネルギーになることは間違いない』という主張を支持します。