ロッカショ ~最近読んだ六ヶ所村関連書籍(1)~
うぃ~っス。お久しぶりです。ムックです。
3月の途中から、少しばかり、仕事が落ち着いていたのですが、先週くらいから、また忙しくなってきました。暫くは、少し忙しくなりそうな感じです(>_<)
さて、今日は久しぶりに、原発問題ネタ、いきたいと思います!
最近、2冊ばかり、六ヶ所村再処理工場関連の本を読んだのですよ。
なので、その感想を。。。
まず1冊目は、
ロッカショ 2万4000年後の地球へのメッセージ |
この本は、六ヶ所村再処理工場のことを知った坂本龍一氏の呼びかけがキッカケとなり、SUGIZO(元LUNA SEAのギタリスト)氏らの働きにより、誕生した本です。
綺麗な写真、
多すぎないテキスト。
そして、洗練されたデザイン。
この本が優れているところは、
・テキストが少ないにも関わらず、ポイントをきちんと伝えることができていること
そして、
・問題点を伝えるだけではなく、未来の可能性(=自然エネルギー)についても触れている点
だと思います。
私は今まで、
そんな状況で、プルサーマルが現時点で実現不可能にも関わらず、
そんな中、なぜ、再処理工場を稼動させるのか、
どうしても、良く分からなかったのですが、、、
この本を読んで、
そう、この薄っぺらい本を読んで、
その理由が分かりました。
日本が再処理工場を必要とする理由は、
原発によって発生した核のゴミを置く場所が見つからないから、、、、なんですね。
だから、ただ核のゴミを置くだけではなく、再処理工場を稼動することにより、雇用や経済効果を生む、、、というメリットをネタに、再処理工場を作って、そこに、核のゴミを持っていって、使うアテのないプルトニウムを作っている、、、らしい。
六ヶ所村の再処理工場は稼動が始まったけれども、だから、もう、どうしようもない訳ではない。
1日でも早く、再処理工場が止まれば、それだけ、被害は減らせるのだから。。。
もしもこのまま、再処理工場が稼動し続けたら、、、
イギリスの再処理工場周辺で起こっていることが、日本でも起こることだろう。
つまり、周りに住む人たちが、白血病や癌を発症する可能性が高くなったり、
汚染されて、立ち入り禁止になる海岸ができたり、
もしかしたら、政府から、魚介類を取り過ぎないよう、指導があるかもしれない。
もしかしたら、もっとひどいことが起こるかもしれない。
六ヶ所村再処理工場だけではない。
現在稼働中の原発たち。
これらは老朽化し、動かなくなったら、ただの、放射能を放出し続ける核のゴミだ。
これらの処理を、どうするのか??
そんな問題にも、対処しなければいけない。
ちなみに、日本政府は、その点に対処するための法改正を、2005年に行っている。
これにより、廃炉解体時に生じる廃棄物の内、放射能レベルの低いモノについては、普通の廃棄物として扱うことができるようになった(クリアランスという言葉を使っている)。
まぁ、そんなこんなで、問題山積みの、日本のエネルギー対策なのですが、こういった問題について、知っている人は、少ないんですよね。
なぜって、、、マスコミのスポンサーに、電力会社とか、いるからさ。
マスコミは、こういった問題について、報じることができない訳。
マスコミが取り上げないことだからって、問題じゃない訳じゃないからね!!
むしろ、マスコミが取り上げないところに、本当の大問題が隠されている、、、可能性も、ある。
そのひとつが、原発や、再処理工場の問題な訳。
だから、今、必要なのは、多くの人に、六ヶ所村再処理工場のことを、知ってもらうことなのかな?
と、思ってます。
先日、旦那に、六ヶ所村再処理工場のことを話したら、「え!! そんなコトが、本当にあるの?」と、驚いていた。
(というか、嫁のブログ、読んでないのね。。。)
あと、私が所属する会社の社長は、社会貢献とか、そういうのが好きな人みたいなんだけど、六ヶ所村再処理工場のコトは、知らなかったみたい。
ウチの会社の人たちで、このコトを知ってたのは、私以外では一人だけかな??
まぁ、そんな状況なので、今、やるべきコトは、多くの人に、六ヶ所村再処理工場について、知ってもらうコトかな、、、と、感じています。
で、この本は、何も知らない人に、六ヶ所村再処理工場のコトを知ってもらう為の、現時点で最高のツールのような気がするのです。
洗練されたデザイン、たくさんの綺麗な写真、そして、少ないテキスト。
登場人物は、坂本龍一、SUGIZO、他、たくさんのミュージシャンたち。
それでいて、ポイントを押さえた解説。。。
最高、ですね!!
この記事を読んで、「六ヶ所村再処理工場って何?」と思った方にも、是非、読んで欲しいです^^
ちなみに、この本の最後を飾っているのは、ミュージシャンの佐藤タイジ。
彼は、Theatrebrookのボーカルでして、Theatrebrookと言えば、10年以上前、ムックが、年中観に行っていたバンドなんですよ!
で、このタイジの文章が、すごく良いよ~。
サエキケンゾウだの、小林武史だのといった、有名なミュージシャンを差し置いて、タイジの文章が最後を飾ったのが、良く分かるよ~♪
という訳で、個人的なポイントも高かった、この本です。
たくさんの人が、この本を読んで、六ヶ所村再処理工場のこと、知って欲しいな、って、思ってます^^
あ、ちなみに、ムックは今日、自社で社長と面談(評価フィードバック)なのですが、そのついでに、この本を社長に紹介する予定です。。。
ん~。既に随分と長い記事になったので、もう1冊の紹介は、次の記事で行います。