ムックの呟き

5日間会社を休むほどの月経困難症をキッカケに子宮腺筋症(子宮内膜症の一種)と診断されました。色々と考えた上で西洋医学による治療は行わず、漢方薬と養生で乗り切りましたー

ヒロシマ、そして六ヶ所

久しぶりに読書で寝不足になりました。 読んだのは、↓の2冊。 広島の消えた日―被爆軍医の証言 [単行本] / 肥田 舜太郎 (著); 影書房 (刊) 六ヶ所村 ふるさとを吹く風 [単行本] / 菊川 慶子 (著); 影書房 (刊) 広島の消えた日―被爆軍医の証言 [単行本] / 肥田 舜太郎 (著); 影書房 (刊)の著者、肥田先生を知ったのは、ヒバクシャ―世界の終わりにです。 その後、ヒバクシャ―世界の終わりにの監督、鎌仲ひとみさんとの共著、内部被曝の脅威も読み、内部被曝について勉強させていただきました。 その肥田先生が初めて書いた本に、書き下ろしの『被爆者たちの戦後』を加えたのがこの本。 原爆体験の話が中心かと想像して読み始めたのですが、以外なコトに、原爆以前の肥田先生の体験が大半を占めます。だから期待外れ、というコトではなく、この原爆以前の体験も、予想以上の重みがありました。 原爆以前の話、原爆当日の話、その後の話、そして新たに加わった『被爆者たちの戦後』。どこをとっても重みがある内容です。興味がある方は、是非手にとって読んでみてください。 六ヶ所村 ふるさとを吹く風 [単行本] / 菊川 慶子 (著); 影書房 (刊)は、六ヶ所村ラプソディーに登場する菊川さんが書いた本です。 六ヶ所村のその後、だけではなく、菊川さんの人生、六ヶ所村をめぐる長年の運動について書いてあり、大変興味深い内容でした。 正直なところ、少し読みにくかったです。でもそれは、文筆業を生業としない菊川さん本人が書いたコトを思えば仕方のないコト。 読みにくさを感じた理由は、章の構成にも原因があるのかもしれません。時系列ではなく、テーマ毎に書かれているので、読みながら、時系列の前後関係が理解しにくく、少し混乱を招きました。 そんな欠点はあるモノの、読んで良かったと思えたのは、内容が充実していたからだと思います。 実は去年5月、仕事お休みしていた時、菊川さんが設立した花とハーブの里の『チューリップまつり』に行って来ました。 六ヶ所村に、発電用の風車が沢山あったのが印象的でした。また行きたいです。