GMO(遺伝子組み換え生命体)フリーゾーン運動
遺伝子組み換え大豆でラットの死亡率が6倍にを書いたら、ちょっとだけ反響があったので、遺伝子組み換え作物関連の情報をアップしてみます!
遺伝子組み換え作物について、憂慮すべき問題はいくつかあるかと思うんですが、そのひとつは、「勝手に自生してしまう」点です。
日本でも、すでに国内で栽培が認可されていない遺伝子組み換えナタネの自生が確認されています。
遺伝子組み換え作物は、知らない間に自生して、環境を破壊しかねません。
遺伝子組み換え作物による環境破壊を防ぐため、各地で、遺伝子組み換え作物を拒否する地域(=GMOフリーゾーン)であることを宣言する『GMO(遺伝子組み換え生命体)フリーゾーン』運動が展開されています。
この運動は、1999年にイタリアのトスカーナ州でワイン農家などを中心に始まり、2003年11月には、7カ国12地域が、「GMOフリー地域・ヨーロッパ・ネットワーク」の結成を宣言しました。
この運動は、今ではヨーロッパ全土に広がっていて、イタリアでは国土の8割に当たる自治体、オーストリアでは9州のうち8州、ギリシャでは54州すべてがGMOフリー宣言をしています。
この運動は日本でも展開されていて、日本でも少しずつ、GMOフリーゾーンが広がっています!