ムックの呟き

5日間会社を休むほどの月経困難症をキッカケに子宮腺筋症(子宮内膜症の一種)と診断されました。色々と考えた上で西洋医学による治療は行わず、漢方薬と養生で乗り切りましたー

マニュフェストだけでは勝てない(1)

昨日のあまりにも早く決着のついた都知事選の結果には拍子抜けしてしまいました。。。

今朝起きてからも、石原氏が支持された理由が分からず、この結果をどう受け止めていいのか、頭の中は混乱したままでした。。。

だってさ、東京オリンピック誘致を支持する人は少なかった訳だし。

私には、石原氏に個人的な魅力がまったく見出せないし。

石原氏の過去の発言には、

「フランス語は数を勘定できない言葉だから国際語として失格している・・・」

「日本人が南京で大虐殺を行ったといわれるが、事実ではない。中国人が作り上げたお話であり、うそだ」

「女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です」「きんさん、ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害」

といったモノがあります。

こんな偏見に満ちた考えを、平気で口に出してしまうような人。

そんな人に都政を任せようという人がこんなに多いということが、上手く理解できなかった。。。

そんな混乱した気持ちのまま、会社の同僚と昼ごはんを食べに行きました。

「昨日、都知事選だったね~。」と言ったら、

「そうですね。予想どおりの結果でした。」という答えが返ってきた。

それを聞いて、「あ、この人は石原氏が当然再選すると思っていたんだ。石原氏を支持しているのかな?」と思ったあたしは、彼女の話を聞いてみた。

彼女は東京都在住ではないので、都知事選の投票権は持っていないものの、漠然と石原氏を支持している様子。

支持する理由が知りたかったので聞いてみたら、「一番まとめられそうだから。」とのこと。

特に石原氏の主張に共感するとか、東京オリンピック誘致を支持するとか、そういう訳ではない様子。

ちゃんと聞かなかったのでハッキリしないけれど、石原氏が今回の都知事選において、どのような主張をしていたのかも、あまり知らないのかもしれない。

「情報収集してないし、あまり知らない。」って本人も言っていたし。。。

石原氏が「南京大虐殺は嘘」とか発言してるのは知ってるか聞いてみたら、知らなかった。

「フランス語は数を勘定できない言葉」という発言については知っていたみたいだけれど。。。

彼女は、控えめで気配りができる女性なのに、何故その彼女が、そんな発言をする人を、漠然とではあるものの支持しているのか?

私には、やっぱりよく分からない。。。

でもまぁ、彼女と話をすることで、こんな風に、あいまいな理由で石原氏を支持している人もいるんだな、というコトが分かりました。。。

ちなみに、彼女に、タミフルに関する国の対応をどう思うか聞いてみたら、「本当にタミフルのせいか分からないし。」と、国と同じ答えでした!

ビックリした~。

こんな風に、国の主張を素直に受け入れる方もいらっしゃるんですね(T_T)

で、やっぱり不思議なのは、

じゃあ彼女は、今のままタミフルを使用することで、更なる死者が出る可能性について考えないのだろうか?

多少の犠牲者は仕方がないということなのだろうか??

という事。

普段の彼女の言動からは、彼女がそんな風に人を切り捨てる考え方をする人には思えなくって、、、ヤッパリ謎。

時間切れで聞けなかったケド、出来れば彼女の考えを聞いてみたい。。。

でも、一緒に仕事をするという関係上、こういった話を彼女がしたくないと思っているのであれば、余り深入りしない方がいいかな、とも思って、、、まだ聞けてない。

彼女との関係を見ながら、そのうち聞いてみたいなと思ってます!

<4/11追記:石原慎太郎東京都知事「ババァ発言」事件補足>

「これは僕がいってるんじゃなくて、松井孝典がいってるんだけど、“文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババァ”なんだそうだ。“女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です”って。男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、地球にとって非常に悪しき弊害だって…。なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないわね(笑い)。」

また、この石原氏の発言については、松井孝典さんの項にも記述があります。

松井は「石原氏の発言を見ると、私の言っていることとまったく逆のことだからね。私はこういう言い方はどこでもしたことはないし、おばあさん仮説という理論を私はいろんなところで話しているから、それを見てもらえば分かるでしょう。」(月刊『自然と人間』2003年2月号)と述べている。実際、松井の理論は、ヒトの女性が生物としては例外的に生殖可能年齢を超えて生存することで「おばあさん」が集団の記憶装置としての役割を果たし、そのことで文明の誕生が可能になった、さらに結果としてヒトの文明が地球環境を蝕む結果をももたらしているというものである。確かに「おばあさん」の存在が地球環境を蝕んだことを論じてはいるが、それは人類文明の発展は「おばあさん」によって可能になり、その文明が地球環境を蝕んでいるという逆説的現実を表現したものに過ぎない。また、この発言に対して損害賠償を求めた裁判の判決の中でも東京裁判所は、発言が松井の説ではなく石原個人の見解であると認めたが、判決後もなお石原は松井の説を紹介しただけと主張しているがその論拠は不明である。