今こそ、『ゲームセンター「CX」』!
久しぶりに、
読みました。
この本は、主に、ゲームクリエイター、と言ったらいいのかな?
ゲーム制作に携わる方々のインタビューで構成されています。
具体的には、『スペースインベーダー』の西角友宏氏、
インタビューは、どうしてゲーム制作に携わることになったのか、といった話から始まり、
「あなたにとって、ゲームとは?」という質問で終わります。
この最後の質問の回答が、どれも素敵なんです♪
『ゲームは私にとっての人生そのものです。空気吸うのと同じくらいで、ゲームそのものが生活そのものになっていますよ。』
『ゲームって一言で言っちゃうと夢かな。自分にとっても、ゲームやる人にとっても。』
なぜ、今、敢えてこの本を紹介しようと思ったのかって言うと、
先日、NHKの『日本の、これから』の『就職難』特集を、少し見たのだけれど。
見ていて驚いたのが、今の大学生や若者の、元気のなさ。
大企業志向。そしてマイナス思考(自分に自信がない感じ、後ろ向き)。
更に、消極的(中小企業を狙えってプレゼンを見て、「就活サイトには大企業しか載ってない。」ってアンタ。就活サイトとか、就活用のイベントとか、与えられた場でしか就活できんのかい!?)。
まぁタマタマ、そういう方が番組に出場していたダケなんだろう、とも思うのですが。。。
なんか、そういう人に、読んで欲しいな~って思うよ。
『桃太郎電鉄』のさくまあきら氏のインタビューから、少し抜粋。
『さくま (前略)大学卒業する時に戦後最大の就職難。オイルショックで紙がなくなって、ティッシュペーパーもないような時代で、みんなで「プロになろうか?」って言いだして。でも、「プロになる」ってどうすりゃいいんだよ、って。
有野 何のプロですか?
さくま なんだかわかんないけど、プロ(笑)。
有野 就職口がプロってことですか? なんかのプロじゃなくて(笑)?
さくま そう。プロ。マンガ家になるやつやら、フリーライターになるやつやら、バラバラ。』
敷かれたレールの先が途切れ途切れになっているのに、それでも敷かれたレールの上を走りたい人が多いようだけれど、敷かれたレールの先が、定年する歳まで繋がってる保証なんてないし。
もし仮に、そういうレールの上に載ったら載ったで、また悩みが生まれたりするみたいよ。
国家公務員をやってる義弟が、「未来に希望が持てない。」って悩んでたらしい。
(その話を友人にしたら、「莫迦じゃないの?」って言われたケド。でも、その悩み、私は分かるな~。何やってもやらなくても、将来がどうなるか分かってる状態って、辛いコトだと思うよ。)
何か、もっと自由に、自分の好きなように、生きてもいいんじゃないかって思う。
まぁ勿論、「それでも自分は、レールに乗りたい!」って人も居るだろうし、それはそれでいいと思うけれど、
皆が皆、同じ生き方、しなくていいと思うんだよね。