村上春樹、河合隼雄に会いにいく
今日、この本の話題がでたので久しぶりにパラパラ見てみた(>_<)
2ヶ所ほど引用。。。
『痛みと自然』より
『村上 あらゆる風俗は善であると思っているんです。いや、善というのではなくて、ナチュラルというのかな、すべて起こるべくして起こるのであって、いい悪いの問題ではないと思っているのです。たとえばいまの若い人がぜんぜん根性がないといって怒る人がいるけれども、もしそうだとしても、それはいい悪いの問題ではなくて、そうならざるをえなかったからなっているんだと思うんです。彼らが自分で選んでそうなったわけじゃなくて、そうなるべくして選ばれたんだから、良い悪いという基準では考えられない。』
ついで、河合さんのフットノート。
『暴力について』より。
『オウムにしろ、HIV感染の血液製剤にしろ、もともとの動機としては、「暴力」どころか「正しい」ことや「よいこと」をしようという意図が働いています。しかし、そこに危険極まりない暴力が関与してくる。これを避けるためには、自分の中の暴力性を最初から考慮の中に入れて、行動することが必要なのだと思います。』
うぉう。今のムックにピッタリな言葉という気がする~(>_<)