問題な日本語
だいぶ前に買ったこの本、やっと読み終わりました(^.^)
これまでに読んだこの手の本は、『この言い方は間違い。正しい言い方はこうです。』といった内容に終始していましたが、この本は懐の深さが違う!
この本は、その日本語が正しいか正しくないかを論じるだけではありません。
なぜその言い方が正しいのかについての解説や、
なぜそのような誤用が生まれたのかについての考察が、充実しています。
この本を読んで、『言葉は生きている』ということを実感しました(^.^)
今の「正しい言葉づかい」は、10年後には正しくないかもしれない。
100年前には正しくなかった言い方も、現在は正しい言い方と見なされたりする。
というコトが、分かりました。
言葉というモノは生きていて、少しずつ変化していくものなんだね!
この本を読んで、「この日本語は正しくない。最近の若い者は!」とヒステリックになるのは、ちょっと短絡的だなぁ。。。
と考えるよ~に、なりました☆彡
よく考えたらさ~、例えば、小説や漫画、映画やドラマなんかで、登場人物が全員、教科書に出てくるような、本当に正しい言葉づかいだったら、つまらないよ(>_<)
正しい言葉があって、それは公の場で使われる。
だから、ビジネスの場とか、店員さんが間違った言葉づかいをしてると、それはすごく気になるんだ。
でもそれだけでは味気ないから、人は、言葉をくずして使う。
北川 悦吏子のエッセイに、
「入江とキスとか、したかった。」という台詞は、
「入江とキスしたかった。」じゃダメなんだ。
この場合、「とか」はニュアンスを伝えてるんだ。
てことが書いてあった。
うん。そ~いうことなんだね♪
- ■関連記事