初心者に技術を教えることの責任
さっきの記事にも書いたけど、今の会社に転職して約半年が経ちました。
最近は、社内で、『エンジニアの教育担当』としての地位(?)を確立しつつあります。
この半年間で、技術担当として、2名の新人さん(ITスクールで勉強して、この業界に飛び込んできた)と関わりました。
そして先日は、やはりITスクールで勉強して資格を取ったという、別業界からの転職希望者の最終面接に立ち会いました。
この3名の方(実は全員同じITスクール出身)には共通点があって、それは、3人とも、コマンドの使い方は知っていても、「サーバって何?」といった質問に適切に回答することが出来なかったんですよね。。。
これまでずっと、「そういう人って、この業界に向いてないんじゃない?」と思っていました。
が、先日の最終面接で話をしていて、「もしかしたら、彼らは勉強の仕方を知らない(或いは、勘違いしている)のかもしれない」と感じました。
勉強を始めた時に、「クライアント」や「サーバ」の説明もなしに、コマンドの使い方ばかりを習ったら、『ITの勉強=コマンドの使い方の勉強』という風に勘違いしてしまう人が出てくるのも、仕方がないのかもしれない。
最終面談の彼は、「ワーカーではなく、将来的にはコンサルがやりたい。」と言っていたので、「だったら、なぜその技術が必要なのか?という視点を持って、勉強するといいよ。」とアドバイスしました。
初心者に技術を教えることの責任について、少し考えさせられました。