ムックの呟き

5日間会社を休むほどの月経困難症をキッカケに子宮腺筋症(子宮内膜症の一種)と診断されました。色々と考えた上で西洋医学による治療は行わず、漢方薬と養生で乗り切りましたー

今週のマガジン9条(2)

今週のマガジン9条『伊藤真のけんぽう手習い塾』は、 第八回『「軍隊を持たないで、攻められたらどうする?」を検討する』 です(>_<) こちらも、ピックアップしてご紹介します。 『私は、一定の自衛警察力は必要と考えています。不法侵入を許さないために海上保安庁国境警備隊が警備にあたることは必要でしょう。』 な~るほど。 『自衛隊という組織のままでいいのかはまた別の問題ですが、なんらかの危機管理組織、災害救助組織を充実させて、私たちひとり一人の生命と財産をしっかりと守ること、場合によっては国際救助隊のような組織として世界で災害救助活動を行うことなどは、意味のある国際貢献だと思います。』 ふむふむ。 『ですが、こうした私たちの生命、財産をまもる自衛警察組織や危機管理組織を持つことと、外国を攻撃できる軍隊を持つことはまったく別の話です。 軍隊を持っていれば、外国から攻め込まれたときに安全なのかを考えなければなりません。 (中略) 政府は北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」を発射したら約7分で日本に着弾するため、「有効な対抗手段はない」といっています。つまり、攻撃されてしまったら、軍隊を持っていても同じなのです。 軍隊を持っていようと持っていまいと、攻められたら同じ、ということは、問題の焦点は、軍隊を持っている方が、持っていないよりも、より攻められる危険が少ないのかという点に移ります。この判断はそう簡単ではありません。 今の憲法は軍隊を持つことはかえって攻撃の口実を与えることになるから、軍隊は持たない方が安全だという考えに立って非暴力平和主義を宣言しています。ということは、この憲法を変えようという側の人には軍隊を持った方がより攻められる危険が少なくなり安全になるということを証明する必要がでてきます。 (中略) 軍隊を持つことのメリットをあげるとしたら抑止力と先制攻撃だと思われます。先制攻撃は相当なリスクを伴います。いくら相手が攻撃のそぶりをみせても、実際に攻撃してきていないのですから、そこをこっちから攻めていくことの正当性はかなりあやしくなります。 一歩間違うと侵略戦争となります。また、当然、相手も反撃するでしょうから、戦争が始まり、暴力の連鎖、憎しみの連鎖が始まります。それにより多くの国民の生命と財産が失われるでしょう。』 ふむ。 ムックがこれまで接した改憲派の方々は、「防衛は必要。侵略戦争は反対。」という考えだったなぁ。 侵略戦争賛成って方には、まだ会ったことないや。 『では、抑止力として軍隊を持つことはどうでしょうか。 抑止力とは簡単にいえば、脅しです。「仮に攻めてきてみろよ、もっとひどいめにあわせてやるからな」といって相手を脅し、攻撃させないようにするわけです。 こうした脅しが効果を持つためには、相手よりも強い武器を持っていなければなりません。よって、当然に核を持たなければ抑止力として意味を持ちません。また軍備拡張政策となり、予算は今以上に福祉から軍事費にまわされるようになります。増税も現在の比ではなくなるでしょう。 さらに、消耗戦となったときに国民ひとり一人が命を投げ出して闘う覚悟がないと、相手に脅威を与えることはできません。 そして、万が一、本当に攻められたら、しっかりと反撃しなければ、口先だけの軍隊になってしまい抑止力にはなりませんから、しっかりと反撃することになります。つまり、戦争が始まり暴力の連鎖が始まるわけです。さらなる相手の攻撃によって、国民の生命と財産に対する被害はますます拡大するでしょう。こちらが一回反撃すれば、すべてが終わるほど世の中は甘くありません。私たちの後々の世代まで憎しみの連鎖を引きずることになるでしょう。 こうしてみると、抑止力としての軍隊の存在もどうもそのメリットがあやしくなります。』 うん。 ここの箇所は、ムックがときどきブログに書いている\r 「戦いは憎しみを生み、新たな戦いの種を生むだけだ。」 と一緒だね(^.^) ■関連記事 戦場のピアニスト シルミド(SILMIDO)を観た 高校生からわかる 日本国憲法の論点(1) 日本国憲法(前文) 高校生からわかる 日本国憲法の論点(2) 日本国憲法(第二章 戦争の放棄) 日本国憲法(第三章 国民の権利及び義務) マガジン9条(1) 憲法改正について 憲法を改正していないのは日本だけ? マガジン9条(2) 9条守ろう!ブロガーズ・リンク 「群れ」と愛国心 軍隊は何を守るのか? 憲法改正の根拠? 愛する人をどう守る? 自衛隊は軍隊か? 日本国憲法(第十一章 最高法規) 素朴な疑問 人の命が駒になるとき 戦争で解決できるのか? 靖国参拝と日本の防衛 9条を守る理由 人の心を狂わせる 今週のマガジン9条(1) 周辺の国々との緊張を軽減するために何ができるか?(1) 周辺の国々との緊張を軽減するために何ができるか?(2) 九条実現! 誰のための改憲か? 日本国憲法2.0開発部 今週のマガジン9条(3) マガジン9条国民投票の結果発表! 一宇宙人として 一言物申す! 「正しい戦争」は本当にあるのか(1) 「正しい戦争」は本当にあるのか(2) 「正しい戦争」は本当にあるのか(3) 「正しい戦争」は本当にあるのか(4) 「正しい戦争」は本当にあるのか(5) 「正しい戦争」は本当にあるのか(6) 護憲は現実的だ!(1) 護憲は現実的だ!(2) 憲法9条改正、賛成ですか? 反対ですか? 憲法改正限界説について いまどきの「常識」 イノセント・ボイス~12歳の戦場~ Sorry Everybody 遠い太鼓 メッセージ ある少女のスピーチ 今週のマガジン9条、そして質問。。。 みんなでおしゃべり(^.^) 広い視野とたくさんの視点 今週のマガジン9条(4) ブログの記事から 野ばら 今週のマガジン9条(5) NoMDチームに参加! 今週のマガジン9条(6) 九条の会@mixi アトラスさんの日記より~改憲した後のことも考えよう!~ 独り言、そして憤り 村野瀬玲奈さんのコメントより~現実に合わせて改憲する?~ 自衛隊についての私の意見 武力で守れば絶対に安全? 軍隊があれば解決する? 今週のマガジン9条、ほか 今週のマガジン9条(7) 日本という国 客観的な視点の必要性 憲法なんて知らないよ 活憲 「愛国心」再び 教育基本法案、反対!! 愛国心を教育することについて 7つの社会的な罪(マハトマ・ガンジー) 憲法九条を世界遺産に ヒバクシャ ドキュメンタリー映画の現場から(1) ヒバクシャ ドキュメンタリー映画の現場から(2) ヒバクシャ ドキュメンタリー映画の現場から(3) 原発がどんなものか知ってほしい 石原氏の絶対得票率と国民投票法案 国民投票法案についてのお願い 2008年度用高等学校教科書検定結果についての見解 最後まで諦めない Campaign for Nuclear Disarmament 『国民投票法案についてのお願い』のその後(1) 『国民投票法案についてのお願い』のその後(2) 井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法 日本がもし100人の村だったら(憲法改正編) 鎌仲ひとみさん 私たちは現日本政府の体制変革(レジームチェンジ)に反対します どうなる? 国民投票法案 本日、国民投票法案の委員会採決が実施されます~環境保護の為にも世界平和を! そのために、今できることを少しでも~ 「日本国憲法の改正手続に関する法律」成立 軍隊を保持しない国 ドイツは過去とどう向き合ってきたか(1) ドイツは過去とどう向き合ってきたか(2) 最近読んだお奨め本~『南京難民区の百日』~ 参院選の結果を見て感じていること